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exhibition of Jules Verne.
this plan is a small exhibition.
but I have big hommage to Mr,Jules Verne
SF作家のジュール・ガブリエル・ヴェルヌ氏は1828年2月8日にフランスで生まれ、生涯に数多くの作品を描き、今現在も世界中のファンに愛され続けています。
文学家というものは実像を伴わない文章によって、読者の脳内に様々なイメージ映像を浮かび上がらせるバーチャルクリエイターのようなものです。
同じ小説でも、その読者の歴史や背景で登場する人物像も景色も乗り物も武器も怪獣も宇宙生物も、まさしく何もかもが読み手や聞き手それぞれの映像となって出現します。
200年近く前に生きたジュール・ヴェルヌ氏やその後のH・G・ウエルズ氏、等々、SF作家の書には未知である今日の世界に来歴したかのような未来への提言が多く読み取れますね。もしかしたら実は貴方の隣りに居る誰かが200年前にタイムトラベルして文章を描いたのかもしれません。
サイエンスフィクションというのはまだ見ぬ先を透視し、坂道を転げ落ちるかのように加速しながら変わりゆく未来の科学と、何千年も変わる事のない人間の性(さが)と、何億年も変わらない自然の営みとの、可笑しくも儚い係わりへのアイロニーなのではないでしょうか。
刻々と移りゆく視えない明日とそのベクトル因子なのに何一つ成長出来ない我々と。
さて、ジュール・ヴェルヌの作品に出てくるノーチラス号は人間社会を捨て、陸上に生きる事から逃れようとするネモ艦長他の船員たちの冒険物語。ノーチラス号は1860年代に秘密裏に建造され、全長70m、重量1356.58トン、速度50マイル/時。
1867年11月8日には東経137度15分、北緯37度7分の日本近海、和歌山県沖300マイルを航行していました。
そして、80日間世界一周の主人公、フィリアス・フォッグは1872年11月13日に横浜港に上陸。彼、ジュール・ヴェルヌは生涯に多くの作品を生み出し、1905年3月24日に没しました。
今年2015年は没後110周年メモリアルです。
今回の小さな小さなプロジェクトは、僭越ながら、僕zenju(ゼンジュウ)が1998年の8月に原宿、表参道の(旧)同潤会アパートの前の路上でアクセサリーを作り始めてから17年。そして1955年生まれなので生誕60周年。ここ数年、正直停滞気味な作家活動への、僕自身へのイノヴェーションに。が、開催動機です。
なので、ジュールヴェルヌ没後110周年に乗っかって小さな展示会を開催することにチャレンジします。果たして、チャンスとなるのかどうかが一番のクエスチョンですが。
会場はアジア最大のアート&クラフトイヴェント、デザインフェスタの自ブースです。
2015年11月21日(土)22日(日)の2日間。
東京ビッグサイト西館1階。来場予定15万人。
ジュールヴェルヌの小説に出てくる色々を僕の脳内イメージでオリジナルオブジェやアクセサリーにして、展示販売させていただきます。ノーチラス号の完成度や展示ディスプレイなどを何処まで出来るかは資金次第ですが。
また、両日とも、ささやかながら除幕式も予定しておりますので、多くのジュールヴェルヌファン、SFファン、スチームパンクファンの皆様のご来展を期待しております。
メインオブジェは、ブースにギリギリ展示可能な全長3.5mのノーチラス号。
真鍮、アルミ、ステンレス、チタンの板やパイプ、ネジを組み合わせ、会場で最終組み立て&分解が出来る形で作ります。
先行して作った 1st.sample は全長40センチ弱の真鍮製ですが、ご覧になれる表面は一切塗装をしておりません。真鍮素材を1000度の熱で加熱ロウ付けする際に表面が酸化した、ありのままの色です。
ですが、本番のノーチラス号は、デザインも素材も組み立て方法も違いますので、仕上がりは会場でのお楽しみとさせてください。
僕の作り方は、全て一点物で、素材の溶け具合や曲がり具合、熱による変化を見ながら、その時の感覚で仕上げるスタイルです。なので、事前に設計図を描いてもその通りには仕上がらない。美醜の美に拘らないがテーマなので、貴方のご期待にお応えできるかどうかはお約束出来ないのです。
が、是非当日、ibitsu xaique (イビツザイク=歪細工)をお楽しみいただければ幸いです。
更に、2017年になればノーチラス号の和歌山県沖航行140周年記念。
同じくフィリアス・フォッグの横浜港上陸145周年記念。
にかこつけて(笑)、2017年11月には和歌山や横浜でちゃんとした立派な「ジュールヴェルヌ展」が開催出来ればいいなと思っています。
このチャレンジに是非皆様のご支援、ご協力をお願い致します。
zenju
2015年7月10日
produce by ploject.JGV
スティールヴォーグ表参道
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